Monday, September 21, 2015

トンブクトゥ2015/SEP/19

モプティからトンブクトゥへ大枚を叩いて一人で4WDをチャーターしていった。一泊二日の強行軍だった。何やら通行のパーミッション取りに警察にも行きなんかそこのセクションの偉い人の電話番号のリストを渡されなんか問題が起こったらここへとか言われた。そんなおおごとですか。(安全を)保証するわけではないんだみたいなこともいわれた。
朝5:00にモプティを出て、トンブクトゥのホテルコロンブスへ着いたのが午後4:30。時間かかりすぎだ。帰りは朝5:00にトンブクトゥのホテルコロンブスを出て、モプティのYA PAS DE PROBLEMEに着いたのが20:30。ええ!
実質見て回れたのは3時間ぐらい。日のあるのは2時間もなかった。まあ外から眺めるだけの旧市街の見どころ全部回るのは余裕だった。ガイド付きだったし。ガイドなしで暗くなってからもう一度回ったが、街頭ない路地が多く参った。数百年前の世界中の街はこうであっただろうか。とか考えつつ巡る。
トンブクトゥの街へ来て驚いたのは、街の防衛の本気度がよそと違う。検問はマリ中あるが、ここはちゃんと障壁作ってるし、すぐ裏に構えている人数が数人じゃない。キャンプ張ってる。来る途中のBanbara Maoudéも土塁作ってまじかよとか思ったがここは規模が段違いだった。また、通行制限もかけていて、夜はいつからかは知らないが、朝は6時からしか通れない。徒歩もダメ。これのせいで朝5時に張り切ってモプティに向かったのにほぼ一時間足止め。そして街には軍の駐屯地もあるけど鉄条網が壁の周りに張り巡らせてあってこれまたセバレとかと趣を異にする。検問も車の中までチェックするし、よそでもすることもあったがトンブクトゥの方が細かい。かなり神経質になってる。
ホテルの人には反政府勢力に捕まったらどうしようとか言ってみたら、そんなのないないとか笑われたので、行われていることと一般意識の差が大きい。実際3年前以降は何も起こっていないんだろうからそんな認識になるんだろうし、蠢動してるからか、見せる警備かかで厳しめに高度してるのかもしれない。けど国連の装甲車とかニジェール川渡ってるの会いましたが。行きと帰り。

で、なんで帰りの日の時間が大幅に遅れたのかというと、大きな要因は3つある。一つは朝6時まで街からでれない入れない。もう一つはニジェール川をモプティにら戻る方で渡る時にあさ6時半頃には船着き場についていけると思ったら、あとから来た軍の団体さんが割り込んできて、渡し船一往復損。9:30頃やっと対岸へ着いた。最後のは道に迷った。幹線道路が土なんでどろどろだったりするの嫌って取った脇道が大きく幹線道路から外れて一時間ぐらいぐるぐるしていた。雲の形見れば数分ぐらいは方角固定できるだろうに何回転してるんだ!あと手元にググるマップがあって、何やってんのドライバー?な感じだったので教えようとしても片言のフランス語ではイマイチ通じないのでもう好きに運転させた。地元の人に二回聞いて降り出し位置へやっと出た。いやだからこう行けばもっと簡単にもっと先へ出れたのに。
北からだとBambara Maoudéに近づくと道がましになってぶっとばせるんだけどNgoumaの方を経由するルートとったんで、みんなが通った道が道になるみたいな道でこれまた時間がかかる。Ngoumaから南はましだけど、途中が雨季はこれ水の下だろな道なんだけどそんなもんなの?乗り合いタクシーみたいな四駆が移動してたけど雨季も交通あるのかな。なんでDouentza経由しなかったかは不明。

トンブクトゥの観光客は俺以外は多分いない感じだった。ホテルでは嘘か真かここ三年半でお前が初めてだと言われるし、ホテルは開店休業状態で俺以外は隣の部屋に誰かもう一人いるようだけど多分マリの人とかだし、トンブクトゥ最高のリビアホテルとやらは客こないから休業中というし。ホテルコロンは事件が起こる前は日本人だらけみたいな物言いだったけどみんなそんなにトンブクトゥ好きなのか。そういや俺も砂漠渡って地中海側へ出るのかその逆やりたかったなあ。

トンブクトゥの観光自体は特に危険というわけてもないので、空路かニジェール川経由で船でモプティとかから来るといいと思う。陸路は思いの外高かったのでそれだけ払うなら空路か船のほうがペイする。陸路はDouentzaより北の警備の仕方が尋常じゃない感じなので避けたほうが無難だと感じる。別に移動して会ったりすれ違ったりした人たちがひゃっはー異国人だキッドナップだとかじゃなく、田舎の人のいい人たちそのまま。むしろ暴れてる人達の拠点はどこよ?という感じ。
地元民を乗せて移動する四駆乗り合いタクシーは北にも南にもひんぱんに走っていたので乗ることができれば安く行けるかもしれない。ただチャーターした四駆も観光客はDouentzaの検問で追い返される可能性があるらしい。

それに陸路オススメしないのは車のスタックや故障で意外と時間食う。故障車があるとみんな止まって助ける。俺の雇ったドライバーがこの車に工具供出したまま移動してたし、移動するドライバーの仁義みたいなものかな。俺も押し上げるの手伝ったよこれ。けど治るの?
我が四駆も多分にもれず何度かトラブルで止まったけど、ニアンガイの湿地あたりでヒューズとんだ時にバッテリーを疑ってたので通りすがりのトラックがわざわざ外して持ってきて試させてくれた。日本のようにいい工具なんて積んでないのでそんな風にしている。バッテリーじゃないとわかってヒューズとんだと疑いビンゴだったんでドライバーが直した方法が導線少し切り取って飛んだヒューズ部分短絡させてた。いいのかよ。ヒューズなんのためにあるのか問いたいが、俺もこんな次の車来るの見込みがないところで立ち往生したくない。
車のモプティトンブクトゥ移動はトラブルイベントを経験したら話の種できたと思うぐらいでないと厳しいと思われる。ああ、今日はあそこの村で野宿かな、とか。



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